マネージャーの8つの役割を絵に描いてみた〜「マネジメントの教科書」を読んでの学び〜
こんにちは,Kawaです.
週末に「マネジメントの教科書」という大層なタイトルの本を読みました.
この本は,AMA(アメリカンマネジメントアソシエーション)というマネジメント養成組織が発行した『AMA Business Boot Camp』という本の和訳版です.マネジメントのスキル・思考法について,非常に体系的にまとめられていて「リーダー」のあり方ってなんだろう,と考えはじめていた自分にまさにハマる本でした.
中でも,とりわけ興味を引いたのは,タイトルのトピックです.
◆マネジメントの8つの役割
このマネージャーの役割の体系化,というのが非常に興味深かったのですが,英語の直訳調が少し気になり,自分なりに腹落ちをさせるために絵で表現をしてみました.筆ペンでトライです(笑)
本書いわく,マネジメントの役割は下記に分類できるとのこと.(要点抜粋)
- リーダー: 組織が向かう先を判断し,戦略的に方向性を考えながら前進.
- ディレクター: 問題を明確にし,解決策を導くよう,計画・目標を策定.
- コントリビューター: チームをやる気にさせ,組織の生産性を最大化.
- コーチ: 思いやりと共感を大切にしながら人材育成に当たる.指南役.
- ファシリテーター: 組織の結束力やチームワークを築く.まとめ役.
- オブザーバー: 部下が目標を達成しているかどうかを確認.監視役.
- イノベーター: 変化する環境下で,組織の成功に必要な変革をもたらす.
- オーガナイザー: 職務計画の策定し,業務や体制の組み立てる.主催者.
周りを見渡すと,コントリビューターに特化した人,ダイレクタータイプの人,ファシリテーター寄りの人など,マネージャーの中でもかなりタイプがわかれていることを感じて,面白いなと思います.これまでの社会人経験を振り返ると,下記のようなことがいえるのかなぁ,と思います.
- 全ての特性を兼ね備えた稀代のカリスマ(?)は,なかなか存在しない.
- 1点or2点突破型でも,優れたマネージャーと評される例は結構多い.
- 逆に,逆に1点でも突破した特性がなく,すべて平均レベル,というケースだと,マネージャーとしてのパフォーマンス・評価も際立つものがない.
というところでしょうか. やはり,マネージャーって「キャラ付け」が重要なのかもしれません!?
自分自身を振り返ると,これまでファシリテーターとかディレクター的な仕事の仕方が多かったな,と思いつつ,今年は,コーチやコントリビューターという部分を意識的に高めていきたいな,と感じています.
みなさんの得意/不得意な特性,あるいは,皆さんの周りのマネージャーはどんな働き方をしていますか? 「マネジメントの教科書」,自分の働き方を考える良いきっかけになります.Kindle版もあるそうなのでよろしければお試しください!
それではまたー
Kawa
『アメリカの「管理職の基本」を学ぶ マネジメントの教科書―成果を生み出す人間関係のスキル』(単行本/Kindle)
エドワード・T・ライリー ・著 / 渡部 典子・訳
おすすめ度★×4.5 (Max★5)