VBAで業務効率化したい!エクセルでP/L・B/Sをガリガリ回したい!に応えてくれた本&講座たち
先日,会社の元同僚で現Google社員の方が出張で来星し、飲み会で会社の文化の違いの話が盛り上がりました.
//マーライオンを横目に,Marinaエリアで飲み会でした
Googleと日系メーカーの会社文化の違い
前の会社とGoogle,何が一番違うかというと,スピード感.前社の頃は年間の事業計画とか,中期計画を作るのに1年の随分の時間を費やしていたけど,Googleでは,すべての業績レビューサイクルが4半期単位.ハードを企画・製造・販売する会社と,ソフト・サービスを売るの会社の違いなのかもしれないが,計画→アクション→レビュー→さらなるアクション,のスピードが段違い
これを聞いて,ほ~と思いました.会社の事業計画にしても,本当は世の中の変化スピードにあわせ,PDCAのサイクルを速く回していかなければいけないことは多いし,これは個人のやりたいことについても同じなのでは?,とも感じました.
個人でも四半期レビュー
翻って,自分が今年の1月は何を目指していたか,とブログで振り返ってみます.
- 良いオペレーションを自ら行う・作リ出す
エクセルの業務を次のレベルに上げるため,VBAを学ぶ. 自分の計数・情報処理力を高める. 自分を含めた周囲の正味付加価値作業時間を増やす. 強いオペレーションを作るための仕組み構築をやりとげる. PLだけじゃなくてBSのリテラシーを身につける.- 語学力
せっかくのシンガポール(中華圏)での生活の機会,もうひとつ言葉を覚える,ということで,これからますます活用範囲が広がる中国語を勉強する.
2014年ももう第一四半期が終わろうとしていますが,「やりたいことその1」については仕事の本業以外で,いろいろアクションがとれたので,一部をご紹介してみます.
エクセル作業の正味付加価値率を上げるためのマクロ・VBA
現在の自分の仕事柄,エクセルを使ってシミュレーションをすることが多いのですが,数字を苦労してまとめ,これで仕事が終わった気になってはいけない,と常々思っています.そこからの分析・提案・アクションが本質で,本質以外の部分は,自動化をして徹底的に効率化をしたい.そこで,1-2月はこの本を勉強していました.
この本,すごくおすすめです.エクセルの作業で頻発するような,コピー,ペースト,シート移動,フィルター,vlookup,sumif,その他もろもろ…こうした反復作業はすべてVBAで自動化できるということを学べました.初期投資で10時間~の学習+VBA設計によって,毎週・毎月繰り返しするような反復作業の労力を90%削減できます.10時間~の投資がどこで回収できるかは各人の業務内容によるのかと思いますが,繰り返し系の作業に時間を多く取られている方にはほんとうにオススメ.
エクセルで学ぶビジネスモデリング@シンガポール
もうひとつ,シンガポールで偶然にも学びのチャンスを得られたのがこちら.
Excel講座「エクセルで学ぶビジネス・シミュレーション①超入門※初心者歓迎!」by 熊野 整 | ストリートアカデミー東京
//Facebook版: https://www.facebook.com/simulation2013
この「エクセルで学ぶビジネスシミュレーション」の講座,普段は日本各地で開催しているそうなのですが,3月たまたまシンガポールでの開催があり,2講座参加させていただきました.
実務的なことでは,ビジネスモデリング(P/L・B/S・資金繰り)の考え方や,感応度分析(データテーブル)・ゴールシークなどを学んだのですが,その他にも,元投資銀行マンらしい,「魅せる」P/Lフォーマットのつくりかたや,頻出ショートカットキーなどを学べて,これまたとても勉強になりました.
//感応度分析(データテーブル)と言って,↑のような試算の方法を学びました
日本ではかなり頻繁に開催しているようなので,もしお仕事に関係のある方・興味のある方はぜひどうぞ.パワーポイントもWebで閲覧できます.(熊野先生,ありがとうございました.)
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ということで,2014年,第一4半期は,年初に計画した「やりたいこと1」は良いペースで達成できたかなと思っています.
もうすぐ2Qの幕開けですが,「やりたいこと2」の中国語は全く手を付けられていないので,ここはこれからギアを切り替えていきたいとおもいます.ではまた!
Kawa
おすすめ度★×4.5 (Max★5)
出版社: ソフトバンククリエイティブ